研究内容

力学特性の研究

金属中の原子クラスタや析出物は、転位付与によりカットされて再度固溶原子に分解すること(再固溶現象)が提唱されています。再固溶原子は電気抵抗となるので、電気抵抗率の増大現象の測定により再固溶現象の検証を行なっています。そのために、引張試験と同時に電気抵抗率を測定する実験手法を開発しました。この手法により、転位挙動(セレーション、セル形成)も電気抵抗率変化で計測できることが判明し、これら挙動の詳細解明も進めています。

Al合金中の微細析出物像
純Alの応力・電気抵抗率—ひずみ 線図
(中ひずみ域での電気抵抗率の周期振動は転位セル形成によるものと推測されています)

水素の研究

チタンやニッケルなどの金属を高真空中で焼鈍することで表面を清浄化させ、その状態で水素ガス雰囲気下に置くことで、水素を金属中に固溶させます。水素の固溶による金属結晶格子の変化や電気抵抗率の変化を測定します。また、金属内部に水素の濃度勾配を形成させ、水素の拡散現象の測定も進めています。

2020年度研究テーマ

  1. 引張変形による再固溶現象解明とセレーション解析
  2. BCC・FCC金属における転位セル形成のダイナミックス
  3. 電気抵抗法によるAl-Mg-Si合金中クラスタ・析出物の形成挙動の把握
  4. Al-Mg-Si合金中のMg-Siクラスタ形成プロセスの解明
  5. 金属中への水素チャージによる電気抵抗変化と結晶格子・転位形成への影響解明
  6. 電気抵抗法による金属中水素の拡散状態の調査

大同大学 工学部 機械工学科

高田研究室

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教授:高田 健

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